自閉症の子育てを通じて願っていることは、互いに手を取り合い幸福を感じながら共に人生を歩みたいということです。

自分が母親として息子と過ごす日々から知り得たことは、息子の無数にある感受性を甘受して、それを日常の風景とすれば新しく美しい世界が広がっていくということでした。

たくさんの過敏さとユーモアが混在しながら歩んでいる息子には不思議な混沌と温もりとたのしさがあります。
そう気が付いた時に自分は彼との深いつながりと安心を得ました。

息子への理解がまだ浅く、知ることができなかった日々の自分は、深い闇の世界に取り残されたような心細さを常に抱え、引き裂かれそうな、擦り切れるような、辛く苦しい日々でした。 しかしそれよりもずっと深い淋しみの中にいた息子。

かつての無知な自分と彼の今も変わらぬ苦艱を思い知るとき、淋しさと無力感、後悔という思いに強く掴まれます。

いま、互いに知ること、知ってもらうことで安心を得ることを学びました。そして私たちに心を寄せて共に歩んでくれる人たちに出会うことができ、また安心を得ることができました。
安心した日常とその繰り返しの先に、互いに手を取りあって歩む調和した未来が続いていることを信じています。

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&は、自閉症の息子のさまざまな感受性と日常に強く結び付いている記憶について、母として感じたまま伝えているサイトです。

僅かな違いを見つけて心が波立ってしまう繊細な息子。ほろほろと崩れてしまう脆さ。彼にとって僅かことは見過ごすことのできない重大なことであり、まわりの人に最も理解してほしいことです。

彼を見ていて弱さや脆さ繊細さは美しさであると気付かされます。弱く脆い繊細な美しさは向き合った時に緊張を強いられます。あわせて軽やかで柔らかく、丁寧であることも求められいると強く心に感じています。

自分は彼から繊細さとさまざまな感受性に気付き、理解を深めること、それを綴り伝えていくことで、自閉症と共に歩むひとをふんわりとつなぐ役割を託してもらったように思っています。
これからも息子から学び、共に歩みながら託された役割を僅かでも果たしていきたいと思っています。

そして&がどこかで誰かの一助になることが出来れば幸いに思います。