肩がぶつかる
小さいときから まいにち歩いてきた道
なぞり書きのように まいにちなぞって歩いてきた道
大きくなったぼくは 肩が塀やフェンス 曲がり角にぶつかるようになった
自分のからだの変化に うすうすは気がついていたけど
ぶつからないように まいにちなぞってきた道をすこしずらすとか
いままでそうであったことを変えていく
ぼく自身が ぼくをどうやって納得させて新しい道へ移行していけばいいのかわからない
わからない 変えられないまま ときは過ぎていく
あたまとこころとからだの成長のばらつきのしるしが肩にうっすらとついている
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