原因がどこかに必ずある
ぼくはちょうしがわるかった
だからきげんもきぶんもわるかった
でもちょうしがわるいことをあらわすあきらかな状態が見た目になかった
でもいつものようにごはんは食べれない
きげんもきぶんもわるい
わがままじゃないんだ
伝えたかったけど 伝えてたけど
伝わらなくて「そんなときもあるよ」ってことになってしまってた
3度目の病院で先生が言った
「あー見えづらいところに口内炎が出来てる こりゃ食べれないよ」
おかあさんは言った
「原因がわかって良かったよ」
「痛いのはきょうよりあした あしたよりあさってとだんだんと良くなるからね」
おかあさんの言っていることばは いまいちよくわかんなかったけど
なんとなく痛いのはずっと続くんじゃなくて なくなるんだということは感じた
よかった
ぼくはやっと安心して落ち着くことができた
本当によかった
だっておかあさんは 口内炎に注意するようになってくれたし
「そんなときもあるよ」ってことになってしまわなくて 原因がどこかに必ずあるってことがわかってもらえてよかった
© 2024 &