分別
ぼくはいままでいろいろなことが区別なく入り乱れて なにがなんだかわからないであふれかえっていた
そのときのぼくは境界とか内容がぼんやりしていたし
心配とかこわいとか期待とか きもちはばらばらと散らばっていた
その散らばってまとまりのない状態は 「よくないことが起こるんじゃないか」がにょきにょきと出てくるんだ
とてもとても落ちついていられなかった
でもぼくはものを別々に分けるれんしゅうをずっとつづけてきたから さいきん「区別する」がすこーし分かってきた
いらないものを手ばなすとか
いいこと よくないことのちがいとか
自分に関係あるとかないのちがいとか
そんな数々を区別して入れる箱をつくってもらって ぼくはほいほいっと入れてみている
区別とか分別はこころが整うために ぼくにはとっても大切ってすこし分かってきた
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