発語があることのむずかしさ
ぼくはことばを発することができる
ことばに「いみ」があること
ことばが「伝える」ことにつかわれることもしっている
ぼくは「しっていることば」はたくさんあるけど
そのなかから「伝わることば」を言えるのは1日のうちでも何回かしかない
ぼくはことばを発することができるから発することの楽しさをしっている
だからぼくはことばをたくさん発する
歌うように
ほくがことばを発すると
ズキンってすることを言われるときがある
かくれてしまいたいきもちになる視線をあびたりもする
相手からぼくとのあいだに見えない壁をドスンと立てられたような気がするときがある
ことばがわかるのに「ききわけがない」としかられるときもある
ぼくはそういう「ごかい」とか「ひょうか」をされてしまいやすい
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