強制終了
すごい混乱している春
いつもとちがういつもの公園
いつもとちがういつもの海辺
学校が突然おやすみになったまま
いつもの安心なルーチンがくずれていく
ぼくはただごとではないと感じていた
ぼくの安心な場所が変わりはじめた
ぼくは変わっていくさまを目の当たりにしている
ぼくはちがいを探して不安を拾う日がつづいた
本当はちがいなんて探したくない
でもぼくの全神経 全感覚がちがいを見つけてしまうんだ
そしてぼくは不安を拾っては泣いた
ぼくは考える 不安を拾い集めてごみ箱に捨てよう
散らかってるものを片付けて 散らかっていないぼくの安心な環境にもどそう ぼくはそう思いついた
だけど拾っても拾っても 不安はなくならない
ぼくはおかしくなりそうだった
不安拾いはつづいていた
疲れてはてているのに ちがい探しと不安拾いをやめれないぼくに
ある日ぼく自身がやめて休むように命令した
ぼくは目が覚めたときは すごい激しい乗り物にのって
右へ左へ 上へ下へ 回って回ってと振り回されていたような気分で すごくきもちが悪かった
こんな出来事はもういやだ
どうか同じようなまいにちと大丈夫を約束してください
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