ソーシャルディスタンス

Sensitivity , 2010 - 2022

ぼくは小さいとき お友だちにかわいいとか言われて抱きつかれたり ほっぺたをさわられたりした
名前をなんどもなんども呼ばれたりした
ぼくは そういうときにどうしたらいいのかわからなかったし困っていた
いつもなにがおこるかわからないきもちで園に通った

ぼくはみんなとすこし距離をたもちたかった
ぼくは嫌だということを伝えるために逃げたり 高いところにのぼったりした
みんなに「まてまてー」とか言って追いかけられたり 「いけないんだー」とか言われた
その方法じゃ伝わらなかった
それからも同じようなことが続いた

ぼくは嫌だというきもちがどんどん強くなっていた
ぼくはちゃんと主張して自分を守らないと嫌な毎日がつづくと思った

ぼくはあらゆる方法を考えて行動した
ぼくはことごとく叱られた
ぼくの満たされない思いはたまっていった

あるときから お友だちはぼくに近づかなくなった
先生もそういうことがあるたびに ぼくをその場から連れだして
お外かしずかなお部屋に連れていってくれるようになった

ぼくは満たされない思いと 安心を同時に手に入れてしまった
もっと早くから距離を置いて過ごせたらどうだったのかな