ひとりの時間

Sensitivity , 2010 - 2022

ひとりで時間を過ごすのはむずかしい
待つのはつらい

ある日をさかいに夢中な世界がなくなってしまったぼくは 無限に広がった世界へ飛び出してしまったからだ
まわりが気にならないほど 夢中だった世界がなくなってしまったぼくは バリアがなくなったのと同じ
だからいつも神経がむき出しのままで いつもどこかヒリヒリして大きな痛みに襲われないかビクビクしている

だからおかあさんがぼくのバリアだ

でもおかあさんは四六時中ぼくのバリアにはならない
おかあさんにはおかあさんの予定があって 四六時中のうちのほんのすこしだけ ぼくより予定を優先する

このヒリヒリとビクビクを我慢して ひとりの時間を過ごすなんて 5分でさえつらかった
待つあいだ 泣いて時間をやり過ごしていたようなぼくだけど
でも ほんのすこしずつ慣れてきたかもしれない