おかあさんの教え
ぼくとおかあさんは泣いたり笑ったり怒ったりしながら
いつも一緒だった
同じものを見て同じように感じて過ごしてきた
つらいときやがんばらなくちゃいけないとき
いつもおかあさんと一緒にのりこえてきた
心も体もひとつみたいにぼくは感じてた
でもぼくとおかあさんはおんなじひとではないんだ
いま少し大きくなったぼくは
つらいときやがんばらなくちゃいけないとき
おかあさんがそばにいなくてものりこえられるようにしなくちゃいけないんだって
おかあさんは言った
おかあさんがそばにいなくても
ぼくの想像力でおかあさんがそばにいて一緒にがんばってくれると思えばいいって
おかあさんは ときどきとてもむずかしいことをぼくにおしえようとする
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